パートナーを探すため、展示会やイベントに出展する企業は多い。中国BPOのトップベンダー、China Customer Relations Centers(CCRC)は、日本市場における本格進出の足がかりを求め、11月12日から14日までに開催した「Gartner IT Symposium/Xpo 2019」に出展した。

ワン・デビッドCFOエグゼクティブディレクター・ヴァイスプレジデント

 CCRCは、中国のコールセンターや電子商取引のバックステージサービスアウトソーシング業界をリードするトップベンダー。国内外のインターネット、電子商取引、通信、金融、物流、製造、その他の業界の約100の大手企業と戦略的協力関係を結び、中国のBPO企業として唯一ナスダックに上場している。

 中国国内では、北京、広東、上海、四川など全国15の省・市・自治区の26都市にコールセンターを設立。席数は2万席以上になる。通信、EC関連、製造業、金融業の業種が多く、大手の顧客として中国移動通信、アリババ、タクシー配車サービスを提供するDiDiなどがある。

 こうした大手企業に選ばれる要因として、ワン・デビッドCFOエグゼクティブディレクター・ヴァイスプレジデントは「優秀な人材を多く抱え、AIを活用することで、効率よく業務を行うことができる。そのため、顧客企業が自社で運用するよりも効率よく、そしてコストを抑えて運用できる」と話す。

 ノウハウと実績を持つCCRCは、中国国内だけではなく、ドイツ、スペイン、イギリス、フィリピンなどにも展開。中国語、英語、日本語、韓国語などでサービスを提供している。そして今、日本への展開に注力している。

 これまでは日本に進出する中国企業、例えばアリババやDiDiなどにサービスを提供してきた。今後は、中国に進出しようとしている日本企業向けにサービス展開をしたいと考えている。ワンCFOは、「これまで中国企業が日本に進出する際の日本語のサポートなどを行ってきた。その逆の日本企業が中国に進出する際の中国語のサポートができる。ニーズがあれば積極的に提供していきたい」と話す。

 さらに、日本に営業所を設立する予定だという。ワンCFOは、「日本で業務を始めるに当たり、日本企業と合弁会社をつくることを検討している」と話す。展示会などを通して、市場ニーズのヒアリングを行うとともに、パートナー探しを今後進めていく。