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ソーラーパワー動作の世界最小ビーコン、所在管理や見守りに活躍

2020/01/31 16:45

 セイコーインスツル(SII、小林哲社長)は1月30日、直径33.5mm、厚さ7.9mmの世界最小サイズの携帯用ソーラーパワー型ビーコン「T-WA10」を開発、供給を開始したと発表した。ビーコンは、本体からBluetooth信号を発信することで位置情報の把握などに使われるデバイス。最近では使用者の所在管理や高齢者や子供の見守りなど様々なシーンで利用されている。

世界最小サイズの携帯用ソーラーパワー型ビーコン「T-WA10」

 T-WA10は、長年の腕時計製造で培った小型化技術や省電力制御技術を生かし、ソーラー発電でありながら世界最小サイズを実現した。これにより電池のもちを気にすることなく手軽に使用できるほか、余剰電力を蓄電できるため、光が当たらない状態でもフル充電で約2カ月間動作できる。さらに、腕時計の防水性能である5気圧防水を有しているため、水を扱う作業現場などでも安心して利用できる。

 今後、同社は位置情報ソリューションを提供するサービス事業者との協業を通して、さまざまなユースケースへの対応を進めていく。第一弾として、ACCESS(大石清恭社長)が提供する所在管理サービス向けに、T-WA10をベースに独自機能を強化した「T-WA10-ACS」を1月末に納入している。
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セイコーインスツル=http://www.sii.co.jp/

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