レノボ・ジャパン(デビット・ベネット社長)は2月3日、法人向けデスクトップ「ThinkCentreシリーズ」の一部モデルのCTO(カスタマイズ)受注、出荷を開始したと発表した。
ThinkCentre M720s Small
これにより、カスタマイズ品でも受注から最短5営業日での納品が可能となり、顧客の多様な要望にスピーディーに対応できるようになる。カスタマイズ工程は、レノボとNECのジョイントベンチャーであるNECパーソナルコンピュータ米沢事業場(米沢工場)を活用する。
米沢工場は84年から一貫してNECブランドのパソコンの開発、生産を行っている。11年からレノボとのジョイントベンチャー体制となって以降もNECブランドPCのマザーサイトとして、企業向けやウェブ販売モデルなどのCTO製品を中心に生産を行っている。また、15年からはレノボ製品のThinkPadシリーズのウェブ販売向けのカスタマイズも行っている。
レノボでは、19年11月18日から受注オペレーションや生産ラインの習熟を目的として、限定された構成モデルによるパイロット生産を行っていた。今回、予定通り順調に生産の習熟が完了したため、本格的なカスタマイズモデルの出荷を開始する。
米沢カスタマイズ対象モデルは、「ThinkCentre M720s Small」「ThinkCentre M720q Tiny」「ThinkCentre M920s Small」「ThinkCentre M920q Tiny」となる。