コニカミノルタは7月16日、多言語翻訳システム「KOTOBAL(コトバル)」の販売を開始したと発表した。

「KOTOBAL」の利用画面

 KOTOBALは、タブレット端末を使って外国人とのコミュニケーションを支援するサービスで、19年10月から金融機関や薬局、行政機関への導入を目指して実証実験を行ってきた。今回、在留外国人の増加にともない、とくに行政機関や自治体の窓口業務の負担が重くなっていることを受け、新たに行政用語に特化した翻訳パッケージを搭載した。機械通訳には、各言語にあわせて最適な音声翻訳エンジンを採用することで、行政に特有の専門的な会話でも問題なく使用できるよう改良している。

 また、個人情報を取り扱う行政機関でパブリッククラウドを使用するには、セキュリティや個人情報に関する様々なルールの確認と運用体制の構築が必要だが、必要なセキュリティ要件の整理や運用体制構築に苦慮する自治体は少なくない。コニカミノルタでは、これらの不安解消と体制構築を豊富なノウハウでサポートする。

 さらに、コニカミノルタは「政府機関等に向けた多言語自動翻訳システム利活用ガイドライン検討会」のメンバーであるとともに、総務省の「地方公共団体の多言語翻訳システム導入に向けたガイドライン策定」調査事業を請け負っている。単なる翻訳システムの販売にとどまらず、行政機関でのクラウド導入のイロハを提供することで、安心してサービスを利用できる体制を構築していく。

 コニカミノルタでは今後、行政や自治体の受付窓口へのKOTOBALの導入を拡大していく考え。