日商エレクトロニクス(日商エレ)は9月24日、コンテナ管理基盤「RedHat OpenShift Container Platform(OpenShift)」を採用するアプリケーション統合プラットフォーム「Nissho Application Digital Platform(NADP)」へ自社BPM製品「xStra BPM Suite」の移行を実施し、従来の手法に比べてコンテナ基盤化によるシステムの構築・デリバリーにかかる時間を短縮することに成功したと発表した。

自社BPM製品のモダナイゼーション(本プロジェクトで実施した構成)

 日商エレでは、自社で取り扱うSoEとSoRを束ねたアプリケーションブランド「Natic」を9月23日にリリース。バックオフィス業務のデジタル化で培った業務ノウハウを生かし、SoE×SoRのクロスバリュー・イノベーションとして顧客へ新たな価値提供を目指している。Naticの構成要素であるNADPは、SoE・SoRのアプリケーション群をワンストップで提供し、顧客システムのクラウドネイティブ化によるビジネス変革を実現する統合プラットフォーム。今回、新たな価値提供の第一歩として、自社BPM製品をNADPへ移行しモダナイゼーションを実施した。

 実際にBPM製品をコンテナ環境に移行・稼働したことで、これまで3時間要していたシステムのビルド・デプロイの所要時間を15分と、92%削減することに成功した。また、開発パイプラインとコンテナイメージによる運用とすることで、システムの環境構築に要する時間も大きく改善することを確認した。

 さらに、金融機関を中心とした既存顧客向けプラットフォームとして、NADPのコアであるOpenShiftの実機検証もあわせて行い、日商エレがもつ様々なアプリケーション群をNADP上でより高いアジリティ、スケーラビリティとともに展開できると確認した。

 今後、日商エレがこれまで導入してきた保険・クレジット業界のBPMユーザーに対してコンテナ基盤化、BPMを今後導入する顧客へNADP基盤を積極的に展開し、NaticのBPM×NADPクロスバリューソリューションとしてビジネス共創を推進する。また、今回の取り組み経験を生かし、RedHatとともに顧客がコンテナ化を施行する際のコンサルテーション、導入支援サービスを提供していく。