
拡充したのは、「マネジメントコックピット」「ナレッジシェアリング」「プロダクツ&サービス」「セールス」「アセットメンテナンス」「タレントイノベーション」の各機能。このうち、説明会ではマネジメントコックピットのデモがあり、客観的な予測や推奨シナリオをベースに、AIが計画の修正オプションを提案し、修正後のKPIインパクトをシミュレーションすることなどが紹介された。
保科AIセンター長は、世界の経営者1500人を対象に実施した調査で、84%が成長目標を達成するためにAI活用が欠かせないと回答したことを示した。一方、顧客体験・業務全体を踏まえたサービス設計ができておらず、また周辺機能も含めたシステム全体像が描けていないほか、実業務に適したAI技術・プレイヤーを選定できていないことから「AI活用は思うように進んでいない」と指摘した。
その上で「アクセンチュアのAIグループの支援は、必ずしもAI Poweredサービスを作って、それを提供するというだけの話ではない。AI Poweredサービスは最大限活用していくが、データやAIを最大限活用するためには、人材育成や定着も非常に大事なので、そういった部分もフォローしていく」とし、「われわれはAI Poweredサービスをつくっているし、人材もそろえているし、方法論もあるし、拠点もある。これらすべてを駆使して日本企業のAI化をサポートしていく」と説明した。(齋藤秀平)