大日本印刷(DNP)は11月10日、EC(電子商取引)データ分析ツールの開発を手掛けるProfitero(プロフィテロ、本社・アイルランド)と提携し、プロフィテロのモール型ECサイト(ECモール)の販売データを分析するSaaS型プラットフォームのサービスの提供を開始すると発表した。日本のECモールで食品飲料・日用品・エレクトロニクス製品などを販売する企業は、クラウド環境で同サービスを利用することができる。

ProfiteroのWebサイト
 プロフィテロが提供するECモール分析サービスは、世界50カ国の4000社以上の採用実績があり、アマゾンに代表されるECモールでの企業の商品売上拡大をサポートしている。また、世界8000以上のECモール情報からAIモジュールを用いて自社商品と競合商品の価格推移、在庫有無、スポンサー、検索トレンドなどの情報をタイムリーに取得し、事業を開始した10年からの膨大な販売データなどを蓄積している。

 顧客企業は、SaaSモジュールを用いてECデータを多角的に分析することで、自社商品をECモール上の検索ページ上位に表示させる最適なSEO(Search Engine Optimization)戦略の立案、コンバージョン率アップを通した売上拡大を図ることが可能となる。

 DNPでは今回、プロフィテロと連携し、これらのサービスを提供するとともに、DNPのEC関連サービスの掛け合わせや商品開発支援などにより、顧客企業の売上最大化に向けたサービスを拡大していく。

 DNPは、リアルとデジタルを横断した様々なサービスで、企業の多様な顧客接点の最適化を支援している。通販事業では、戦略立案からデジタルデータを活用したマーケティング施策の実行、高セキュリティ環境下でのECシステム、フルフィルメント(商品の受注から発送に至るまでの業務全般)のアウトソーソングまで一貫したサービスを提供。今年8月には、自社のECサイトから直接生活者に販売するD2Cの支援サービスを開始している。

 ECモール分析サービスの想定税別価格は、1年間のサブスクリプション(期間利用)契約につき1000万円程度。サービス内容に応じて価格は変動する。