パナソニックは、世界で初めて非接触(ワイヤレス)給電技術を用いて、断熱性能の良否を判定できる真空断熱保冷ボックス「VIXELL(ビクセル)」のレンタルサービス事業を開始する。


 サービスの第一弾として、スズケングループとの協働で医薬品やワクチンなどの定温輸送に適したVIXELLのレンタル受付、予冷、指定先までの配送、回収などの業務を含めたフルフィルメントサービスを4月からスタートする予定。3月2日に申込受付を開始した。

 VIXELLは、保冷ボックスの要となる断熱層に、パナソニックが特許を有する、継ぎ目のない一体成形の真空断熱きょう体(VIC:Vacuum Insulated Case)を採用。冷気漏れを抑えた高断熱構造によって、-75℃±15℃を最長18日間維持できる。一般的な真空断熱パネルと異なり、アルミフィルムで覆われておらず通信用電波や磁界が透過するため、IoT機器と連携しやすくなる。

 VICには、非接触給電技術を用いた無線真空度センサーユニットがあらかじめ内蔵されており、専用の検査台にボックスを乗せるだけで、VICの真空状態を読み取ることができる。また、ボックス内に温度やGPSなどのセンサーを設置すると、開封することなくボックス内の状態を監視できる。