アマゾンウェブサービスジャパン(AWSジャパン)は5月12日、「日本発スタートアップの最先端テクノロジーが織りなすニューノーマル」をテーマに報道関係者向けの説明会を開催した。同社はスタートアップ支援プログラムに注力しており、今回は、急成長を遂げたスタートアップ2社が、AWSの活用事例を説明した。

RABOの伊豫愉芸子 President&CEO

 説明会ではまず、RABOの伊豫愉芸子・President&CEOが登壇。RABOは首輪型ウェアラブルデバイスと専用アプリで猫の行動を可視化・分析する「Catlog(キャトログ)」を手がける。首輪型ウェアラブルデバイスから送られてくるデータを、AWSのマネージド型のリレーショナルデータベース「Amazon Aurora MySQL」と、コンテナ向けサーバーレスコンピューティングエンジン「AWS Fargate」を活用して収集・分析していると説明した。伊豫氏は「AWSは開発しやすく、運用も容易。スタートアップの成長を支える優れたプラットフォームだ」と述べた。
 
 続いて、AIの開発を手掛けるStudio Ousiaの山田育矢・Chief scientistが、開発におけるAWSの活用事例を紹介した。同社では、機械学習モデルの構築を支援する「Amazon SageMaker」など複数のサービスを利用している。山田氏は「製品開発にSageMakerを利用したことで、従来に比べ40%のコード削減が実現でき、メンテナンス性が大幅に向上した」と話した。
 
Studio Ousiaの山田育矢 Chief scientist

 その後、AWSジャパン スタートアップ事業開発部の畑浩史・本部長を交えパネルディスカッションを行った。伊豫氏、山田氏ともに「スタートアップはスピード感をもって事業を推進できることが一番の強み、一方で、人材確保やリソースの不足が課題」と口を揃えた。こうした課題を解決するための支援策として、AWSジャパンはAWSで利用できるクレジットを付与する「AWS Activate」をはじめ、技術支援や勉強会コミュニティなど10のスタートアップ支援プログラムを提供している。畑本部長は、「海外のスタートアップ事業部とも密に連携し、サービスの拡充や情報提供を行っている。今後も支援を強化していく」と述べた。