コンピュータソフトウェア協会(CSAJ、荻原紀男会長)は7月1日付でソフトウェア協会(SAJ)に団体名を変更する。IoTやDXの概念の浸透などを背景として、あらゆるモノや組織・ビジネスがソフトウェアの活用を前提に動いていく時代が到来したことを受けての決断だという。これに伴い、協会のビジョンも従来の「イノベーションをリードするソフトウェア集団」から「ソフトウェア(国)の未来を創る」に変更。さらにミッションを「ソフトウェアにかかわるすべての組織(チーム)・人をサポートする」と定めた。

荻原紀男 会長

 新型コロナ禍で浮き彫りになった日本社会のデジタル化の遅れを、ソフトウェアの力なしには解決できない課題と捉え、より幅広い属性の会員のコミュニケーションハブとなることでソフトウェア活用の裾野を広げたい考え。「圧倒的な影響力のある団体を目指す」(荻原会長)という。

 具体的な活動の変化としては、従来の会員の中心であるソフトウェア開発に携わる企業だけでなく、ユーザー企業やフリーランス、兼業・副業のエンジニア個人も含めた交流の場を用意する。個人会員制度も新たに設ける方針だ。

 また、副会長を務めるさくらインターネットの田中邦裕社長が7月1日付で筆頭副会長に就く。CSAJの活動として、会員各社の次期経営幹部層や中央官庁の若手職員の情報交流や啓発の場をつくる取り組みを先導してきたが、新生SAJ発足後、フリーランスエンジニアに向けた協会認知度向上施策などもリードしていく。(本多和幸)