シンカとJBアドバンスト・テクノロジー（JBAT）は、シンカの顧客接点クラウド「カイクラ」とサイボウズの「kintone」間で顧客情報などのデータを連携するサービスの提供を9月9日に開始した。


　カイクラは、顧客からの電話着信時に顧客情報・対応履歴情報をPCなどの画面に表示し、電話対応をサポートするクラウド・システム。顧客情報はカイクラの画面から直接入力するだけでなく、外部システムのCSVファイルから取り込むこともできるが、手間がかかる上、タイムリーに取り込まないとシステム間でデータに差異が生じる場合があった。しかも、API連携は高度なプログラミング技術が必要なため「自社開発にはコストがかかる」「実現に時間がかかってしまう」との声がユーザー企業から多くあった。

　そこで、JBATのクラウド連携プラットフォーム「Qanat Universe」を活用してカイクラとkintoneを連携。連携のための個別開発が不要となり低コスト、短期間での連携を実現する。初期費用は15万円（税別）で、1ユーザー当たり月額5000円（同）となる。