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DIS、学校/教育機関向けSTEAM教育環境の導入推進・支援を強化

2021/10/25 17:00

 ダイワボウ情報システム(DIS)は、学校/教育機関向けSTEAM教育(数学、科学、技術、モノづくりや芸術の領域などを重視し、文理を横断した創造的教育)環境の導入推進・支援活動を強化し、実証研究への取り組みや販売店へのパソコン、周辺機器、ソフトウェアなどの導入支援に取り組む。


 グローバル化、多様化、Withコロナなど、複雑な社会情勢の中で、AIやロボット、データなどテクノロジーを活用した課題解決が求められるSociety5.0社会を迎えている。こうした環境で、最新テクノロジーを活用し、社会的課題を解決できる人材の育成が急務となっている。また「GIGAスクール構想」により児童・生徒1人1台の端末環境が整備され、高等学校でも1人1台の端末環境とその活用が進みつつある。BEYOND GIGAを見据えた人材育成のためには、GIGAスクール構想で整備された環境に加えて、最新のテクノロジーを組み合わせた先端教育を可能とする環境整備が必要とされている。

 1人1台の端末環境は、主に教科学習のツールの一つとして活用が進んでいる。STEAM教育では、創造的教育の場としてSTEAM Lab環境(ハイパフォーマンスPCや3Dプリンタなどの周辺機器やデジタルコンテンツ制作アプリケーションなどを設置した教室環境)や、その活用のための授業カリキュラム、教員研修の支援など、「環境支援」と「活用支援」が重要となる。

 今回、DISではインテルが推進する学校/教育機関向けSTEAM Labプラットフォームの実証研究に協力し、研究実証校への導入や支援を行う。これらの活動を通じ、旧来、操作方法習得の場であったパソコン教室からの改変や空き教室の有効活用など、学校内にSTEAM Labを構築する提案を行う。さらには全国のパートナー企業との連携により、学校/教育機関へ新しい学習環境の在り方や導入に向けた支援に取り組んでいく。

 具体的には、国内外1300メーカーのIT商品を取り扱い、全国の営業拠点を通じて提供する国内最大級のディストリビューターとして、STEAM Lab環境に必要とされる機器やアプリケーションを最適な組み合わせで提供する。

 また、同社は長年にわたり協業メーカーや全国のパートナー企業、教育機関と連携しながら、教育ICTの効果的な導入から導入後の活用方法までのノウハウを蓄積してきた。ICT市場の変革が加速する中で、地域のパートナー企業とともに最新の情報とノウハウを全国の教育機関に展開することで、STEAM Lab環境の普及促進を支援していく。

 さらに、インテルが実施するSTEAM Labの普及促進を目的とした学校/教育機関への実証研究に協力し、同実証を通してパターンごとの最適な機器やアプリケーション環境の確立を行う。また、PBL学習(問題解決型学習)に向けた研修など活用の支援と導入促進に向けた提言活動を実施する。なお、実証校の応募に関しては、10月23日から11月25日までインテルウェブサイトで募集を行う。
 
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外部リンク

ダイワボウ情報システム=https://www.pc-daiwabo.co.jp/