オリゾンシステムズは、米Kemp Technologies(Kemp)と国内総代理店契約を結び、同社の高性能・低価格ロードバランサー「LoadMaster」の販売を開始する。

「Kemp LoadMaster」と「Kemp Flowmon」
のソリューション構成図

 Kempは、オリゾンシステムズが国内総代理店を務めるFlowmon Networks(本社・チェコ)を、昨年11月に買収し、トラフィック可視化・分析アプライアンス「Flowmon」と連携させるため、今年4月、NetFlow情報を生成・出力するエクスポート機能をLoadMasterに搭載している。これにより、FlowmonはロードバランサーのLoadMasterを通過するトラフィックも分析対象に加えることが可能となり、多角的なトラフィック可視化・分析が実現できるようになった。

 ロードバランサーは、ITサービスを安定させるために重要な役割を果たすが、Flowmonと連携させることで、何か問題が発生した場合に、それがアプリケーションによるものかネットワークによるものか原因を迅速に特定できるほか、パフォーマンスの低下となる問題を、早期の的確な把握が可能となり、サービスの安定性をさらに高めることができる。

 オリゾンシステムズでは、Kempとの新たな契約により、FlowmonとLoadMasterを組み合わせて、ITシステムの可用性向上、パフォーマンス改善や品質向上のために、より付加価値の高いソリューションを提供していく。

 LoadMasterは、全世界138カ国2万5000を超えるユーザーに導入されている製品で、ハードウェアアプライアンス、仮想アプライアンス、クラウド型と三つの提供形態がある。SSL処理性能の高い「LMOS(LoadMaster OS)」の優れたアルゴリズムとLSIによるアクセラレーションにより、競合他社の同等価格製品と比較して3~4倍の高い処理性能を提供する。

 ホットスタンバイのフェールオーバーメカニズムによって、高可用性を実現。また、アプリケーション・サーバーのヘルスチェックとさまざまな負荷分散方式により、トラフィックを常に安定したサーバーへリダイレクトする。

 さらに、直感的なウェブユーザーインターフェース、PowerShellからのアクセス用APIのサポート、ウェブサービスモデルの開発を容易にするREST APIを用意している。アプリケーション・テンプレートの利用によるデプロイの最適化とREST API、PowerShell活用で、DevOPSツールなどの運用フレームワークを使用することなく、システムの構成と管理を自動化する。