
新基幹システムでは、現行基幹システムのスコープを3領域に分け、それぞれ適したパッケージを選定し、複数システムが構築される。データボリュームが大きい単体会計領域が処理性能と安定稼働を重視、海外領域が各国法制度対応を重視してグローバルERPソリューションを導入。一方、国内営業や事業会社会計領域が商社業務への適合性が高い国産ERPを導入し、アドオン開発の大幅な削減でコスト削減とシステムの複雑化を解消する。
丸紅独自の要件が組み込まれた「丸紅版GRANDIT」は、要件定義や開発などの導入に関わる工数を大幅に削減し、1社当たり最短の数カ月で導入完了を実現。GRANDITを導入する営業本部・事業会社の対象を拡大することで、さらにコスト削減を達成できる見通しとなっている。