マネーフォワードは1月14日、2021年11月期通期連結決算を発表した。売上高は前期比38.1%増の156億3200万円、SaaSのARR(年間経常収益)は33%増の112億2700万円と順調に増加した。宣伝広告や人材採用などへの積極投資を行い、営業、経常、最終の各損益は赤字となったものの、いずれも前期より赤字幅は縮小した。22年11月期以降に関しても売上高で年平均成長率30~40%の達成を目標に、大型マーケティング投資を実施する。ARRについては22年度末で40~50%の成長率、金額で157億円~168億円程度を見込む。辻庸介社長CEOは「23年度の早い段階で200億円達成を目指す」と強調した。

 営業損益は10億6200万円の赤字(前期の赤字額は28億400万円)、経常損益は新株発行に伴う株式発行費も加わり、14億3200万円の赤字(同25億3800万円)、親会社株主に帰属する当期純損益は14億8200万円の赤字(同24億2300万円)。辻社長CEOは「(赤字は)経営の意思。黒字化はやろうと思えば達成できる」とし「中長期での企業価値最大化が優先すべき目標。短期的な黒字、赤字にこだわらず取り組んでいく」と話した。21年11月期までの黒字化を掲げていたEBITDA(営業損益、償却費、営業費用に含まれる税金費用、株式報酬費用の合計)は4億2900万円の黒字となった。