レノボ・ジャパン(レノボ)とレノボ・エンタープライズ・ソリューションズ(LES)は4月19日、サーバー、データセンター向け製品を扱うLESと、PC、スマートデバイスを中心とするレノボ両社のチャネル販売パートナー制度を一新し、両社製品の販売支援プログラムを統合した新体制「Lenovo 360」を発表した。

 レノボとLESの営業は、これまでパートナー向けにそれぞれの分野のエキスパートとして所属会社の製品やサービスの提案、販売を行ってきた。しかし、企業のデジタル活用の推進やハイブリッドワークへの対応など、エンドユーザーのIT課題は複雑化の一途をたどっている。パートナーについても、単一の商材での顧客課題解決が難しくなる中で、さまざまなレイヤーの商材を組み合わせた課題解決型の提案へのシフトが進んでいる。

 これらを背景に、今まで以上にパートナーのビジネスをバックアップするため、レノボグループのもてるソリューションやコンポーネントを「ポケットからクラウド」まで一気通貫の提案をして、さらにサービスやソリューションを付加価値として提供していく体制が必要であると判断し、Lenovo 360に取り組むことになった。

 Lenovo 360では、複雑化する顧客の要件に合わせてパートナーがクライアントデバイスからデータセンター向け製品、サービスまでを組み合わせた提案を推進できるよう、両者のパートナー向け専任の執行役員のもと、営業部門を統合。また、従来LES、レノボでそれぞれ併存していたインセンティブ制度を含めた販売パートナー制度も統合した。さらに、デジタルプラットフォームを通じて製品情報の展開、見積もり作成支援から共同マーケティングまでを一気通貫で提供するLenovo Partner Hubを日本で本格的に展開する。

 これに伴い、レノボ、LES両社のパートナの販売部門を統合し「パートナー事業本部」としてレノボ内に設置し、レノボ・ジャパン執行役員の荒木俊彦氏が責任者に就任する。これに先立ち、4月1日付けで荒木氏はLESの執行役員にも就任。レノボ社長のデビット・ベネット氏に加えてLES社長であるジョン・ロボトム氏にもレポートし、統合されたパートナー向け営業組織をリードする。