ビックカメラは9月15日、同社グループのデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する100%子会社、ビックデジタルファームを同日付で設立したと発表した。社長にはビックカメラ執行役員デジタル戦略部長で、同社のDX戦略を統括している野原昌崇氏が就任した。
ビックデジタルファームの社長に就任した
ビックカメラの野原昌崇・執行役員デジタル戦略部長
ビックカメラは6月に「DX宣言」を発表し、OMO(オンラインとオフラインの融合)戦略の強化、基幹系システムのクラウド化やダウンサイジングなどを行っていくとしていた。いずれもグループ内製を主体に進める方針で、基盤としてアマゾン ウェブ サービス(AWS)や米Salesforceの「Lightning Platform」を活用することを公表している。
新会社は新規採用および、ビックカメラ本体でDX戦略に携わる社員の出向で構成する。ビックデジタルファームではDX戦略推進の即戦力となる人材を、向こう1年で50人程度採用することを計画している。