世界30カ国でデジタルとエンジニアリングの融合ソリューションを展開するAKKODiSの日本法人で、企業と組織へエンドツーエンドのコンサルティングサービスを提供するAKKODiSコンサルティング（AKKODiS）は5月10日、SBテクノロジー（SBT）の2023年度新卒社員に対する教育研修を実施すると発表した。

　両社は、22年7月19日にエンジニア採用、人財（人材）開発の領域で業務提携しており、今回の研修では、SBTのグループ会社も含め新卒社員62人に1カ月間、プログラミングの基礎研修に加えクラウド、サイバーセキュリティなど、個別にカスタマイズした技術研修を行う。

　AKKODiSは、戦略、プロジェクトマネジメント、テクノロジー、アカデミーなど、多岐にわたる領域のコンサルタントを9500人以上擁し、Consulting、Solution、Academy、Talentの四つのサービスを提供している。Academyでは、東京都品川区に業界最大級のトレーニングセンターを確保し、充実した教育プログラムによって即戦力として活躍できるエンジニアへと育成するノウハウと実績を有している。SBTは、クラウド、セキュリティを注力領域として、大手企業・官公庁に向けた多くの導入実績をもっており、顧客のDX（デジタルトランスフォーメーション）を推進している。

　これまでSBTで就業するAKKODiSのエンジニアに対し、SBTのクラウドやセキュリティの事業に即した実践的な教育を実施し、即戦力となる人財の育成を行ってきた。こうした経験を生かし、SBTの新卒社員に対しても実践的なスキル習得が可能となる包括的なエンジニア研修を実施する。

　新卒エンジニアに必要な汎用スキルに加え、SBTのクラウド・セキュリティ事業に必要なスキル、技術トレンドなど多角的に考慮したSBT専門の研修を豊富なエンジニア経験をもつ講師が作成・実施する。SBT新卒社員の技術力に応じた研修のカスタマイズを両社の協力によって実現することで、早期に活躍可能なエンジニアの育成の実現を目指す。

　今後は共同で、SBTの中途採用の入社者に対しても同様のカスタマイズした研修を開発・導入することで、人材強化を推進していく。この教育支援も含め協業体制による事業シナジーを発揮することで、日本企業のDX化や競争力強化に貢献していく。