日本マイクロソフトは2月1日、「Copilot for Microsoft 365」を拡張したロール特化型のソリューションとして、営業部門向けの「Microsoft Copilot for Sales」と、コンタクトセンター向けの「Microsoft Copilot for Service」の提供を開始する。特定の業務内容に沿った生成AI機能を追加することで、生産性の向上に寄与したい考えだ。
Microsoft Copilot for Salesは、「Microsoft 365」上の各アプリケーションで生成AIを活用してコンテンツを作成する際、「Microsoft Dynamics 365 Sales」や「Salesforce CRM」といったCRM上のデータを、プロンプトの入力時に取り込める。CRMに蓄積されたデータからインサイトを反映できるようになり、顧客との既存の関係に基づいたコンテンツの生成が可能になる。
野村圭太 本部長
Microsoft Copilot for Serviceは、他社のコンタクトセンター向けのソリューションに対し、回答の作成や会話の要約などの生成AI機能を統合する。対応するのは米Salesforce(セールスフォース)や米ServiceNow(サービスナウ)、米Zendesk(ゼンデスク)のコンタクトセンター向けソリューションで、対応先は今後、拡大する予定。リプレースにかかるコストを抑えて生成AIを活用できる点を訴求する。
このほか、日本マイクロソフトが提供する生成AIの活用を支援するサービスを紹介した。「Copilot Accelerator」では、ERP向けの生成AIサービス「Copilot for Dynamics 365」の利用者に対して、トレーニングや適用シナリオの整理などでサポートする。「マイクロソフト ユニファイドサポート」では、同社が提供する業務アプリケーションやセキュリティといった領域を横断した、包括的な生成AIの活用を後押しする。1月23日の記者会見でビジネスアプリケーション事業本部の野村圭太・本部長は、「業務プロセス全体を考慮し、単なる便利ツールではなくビジネス成果の創出を目的に支援する」と強調した。
(大畑直悠)
日本マイクロソフトは2月1日、「Copilot for Microsoft 365」を拡張したロール特化型のソリューションとして、営業部門向けの「Microsoft Copilot for Sales」と、コンタクトセンター向けの「Microsoft Copilot for Service」の提供を開始する。特定の業務内容に沿った生成AI機能を追加することで、生産性の向上に寄与したい考えだ。
Microsoft Copilot for Salesは、「Microsoft 365」上の各アプリケーションで生成AIを活用してコンテンツを作成する際、「Microsoft Dynamics 365 Sales」や「Salesforce CRM」といったCRM上のデータを、プロンプトの入力時に取り込める。CRMに蓄積されたデータからインサイトを反映できるようになり、顧客との既存の関係に基づいたコンテンツの生成が可能になる。