理経は2月7日、減災サステナブル技術協会が主催する防災・減災×サステナブル大賞2024 減災サステナブルアワードで、「防災情報の多様な伝達と減災に向けての訓練VRの開発」が防災・減災×SDGs賞「優秀賞」を受賞したと発表した。

　防災・減災×サステナブル大賞は、減災サステナブル技術協会が新たに確立した評価手法をもって、より安全・安心な真のサステナブル社会の実現に向けた防災・減災の取り組みの成果・実績などを評価し、褒賞を授与するもの。

　今回受賞した「防災情報の多様な伝達システム」は、地震や津波により切断の心配のある有線インフラではなく、長距離無線を活用し、自治体の防災情報を多様な手段で伝達するシステム。理経はJアラート電文の解析に長けており、自治体のウェブサイトだけでなく、X（旧Twitter）、FacebookなどのSNSアカウントと連携して災害情報の配信を可能にする。

　また、「減災に向けての訓練VR」は、火災、土砂災害や地震など、現実に体験することが難しい災害の状況をVRで再現し、疑似的に体験・訓練ができる。これまでに多数の自治体に防災訓練用途での導入実績がある。とくに、火災の訓練VRでは通路誘導灯を頼りに自分自身で避難経路を考え、避難口までの移動訓練が可能となる。