日本マイクロソフトは3月8日、セキュリティーイベント「Microsoft Security Forum 2024」を開催し、AIを利用する際のガバナンス管理の解説や、セキュリティー向け生成AI機能「Microsoft Copilot for Security」のラックにおける活用事例の紹介などを行った。
Microsoft Copilot for Securityは、インシデント対応などのセキュリティー運用業務をアシスタントする生成AI機能。現在は、アーリーアクセスプログラムにより、一部のユーザーに提供されている。アーリープログラムに参加するラックの業務・IT戦略推進部 ICTイノベーション推進室アドバンストグループの谷口隼祐・グループマネージャーは、社内のセキュリティー運用で、Microsoft Copilot for Securityを利用していると紹介。インシデント調査やデータ検索といった場面で高い効果を発揮する一方で、「手作業のほうが早いケースもあるし、ハルシネーション(AIが事実にもとづかない情報を生成する現象)も発生するため、注意が必要。すべてAIに任せるのではなく、特性を生かして使っていくのが大切だ」と述べた。
(岩田晃久)
日本マイクロソフトは3月8日、セキュリティーイベント「Microsoft Security Forum 2024」を開催し、AIを利用する際のガバナンス管理の解説や、セキュリティー向け生成AI機能「Microsoft Copilot for Security」のラックにおける活用事例の紹介などを行った。