ANNAIは6月18日、スイスamazee.io（アメージー・アイ・オー）の日本国内総代理店として、オープンソースソフトウェア（OSS）のPaaS「amazee.io」の提供を開始した。

　amazee.ioは、OSSで開発されたPaaS。「Drupal」や「WordPress」といったオープンソースのCMSを用いたWebサイトや、モバイルアプリケーションのバックエンドシステムなどのデリバリー、ホスティング基盤となり、「Amazon Web Services（AWS）」をはじめとするパブリッククラウドや、オンプレミス環境にも導入できる。開発者がITインフラの構築や運用に関わることなくアプリケーション開発に集中できるようになるのがメリット。


　日本での事業展開にあたり、従量型の「Cloud Professional」と、専有型の「Dedicated Cloud」をラインアップする。Cloud Professionalは1プロジェクトから利用が可能で、中堅・中小企業や、スタートアップでも導入可能な価格帯となっているという。製品は、パートナー企業によるアプリケーション保守・開発の支援サービスとセットで提供する。

　ANNAIのamazee.io Japan事業部の上田善行・ジェネラルマネージャーは「Cloud Professionalはパートナー向けにも提供する。パートナー向けの専用環境の構築ができるほか、パートナー企業がOEM提供することも可能」と説明した。

　ANNAIは、国内でのマーケティングや営業のほか、製品のローカライズや日本語のサポートなどに取り組む。今回の日本進出に合わせ、アメージー・アイ・オーはCloud ProfessionalのAWS東京リージョンを6月末に開設した。
（大向琴音）