BBIXとSB C＆Sは3月3日、BBIXが提供するクラウド型ネットワークサービス「Open Connectivity eXchange（OCX）」を活用したSB C＆Sオリジナルのモバイルデータ通信サービス「CAS Connect（キャス コネクト）」の提供に向けて、包括的な協業を開始したと発表した。

　OCXは、BBIXとBBIXの子会社でネットワークソリューション事業を展開するBBSakura Networksが共同で提供するクラウド型ネットワークサービス。OCXを通して、クラウドサービスやデータセンターへ、高セキュリティー、低遅延で拡張性のあるネットワーク接続を顧客の要望に応じて提供している。今春には、新たにモバイル回線サービスである「OCX Mobile Access」の提供を予定している。これにより、データ通信端末やIoTデバイスなどから、時間や場所に関係なく、クラウドやオンプレミス環境への閉域接続およびインターネット接続を、よりシームレスに実現することが可能となる。

　今回の協業によって、SB C＆Sは、BBIXのOCXを活用した同社オリジナルのモバイルデータ専用通信サービス「CAS Connect」の提供を予定している。CAS Connectでは、ハードウェアメーカー・販売パートナーの商流やビジネスモデルに合わせた料金プラン、データ容量プラン、セキュリティープランの提供を予定している。

　今後もBBIXとSB C＆Sは、BBIXの商用インターネットエクスチェンジやクラウド型ネットワークサービスとSB C＆Sの全国約1万3000社の販売ネットワークを活用して、企業の新たなビジネスの創出を支援していく。