都築電気は4月8日、CPaaSプラットフォーム「U-cube CPaaS」でネクストジェンと販売パートナーの契約を締結したと発表した。
U-cube CPaaS
CPaaSは、通話/メール/ビデオ/チャット/SMSなどの「コミュニケーション機能」をAPIで提供するプラットフォーム。既存システムへのAPI接続により、「予約システムから、リマインドメールを自動送信する」「アプリ上にコールセンターへの通話ボタンを設ける」「監視システムの検知内容をSMSで担当者に通知する」などの機能を、システム構築を行うことなく付与することが可能となる。
多様化するコミュニケーションやCX強化の取り組みなどを背景に、CPaaSのニーズ拡大が期待されている。都築電気では、顧客に提供するサービス全体にかかる利便性向上と競争力強化を目指して、CPaaSの活用検証を進めていた。そのなかで、以前から音声分野でネクストジェンと深いパートナーシップを結んでいることや、U-cube CPaaSと自社サービスの親和性も検証できたことから、今回の契約に至った。
都築電気では、サービス体系である「Total SolutionService Framework」で、CPaaSを「サービスプラットフォーム」と位置づけている。すでに、大手卸売業の顧客に対してU-cube CPaaSを活用したコミュニケーション機能を提供し、運用を開始している。
今後は、同社サービスに対する標準機能化/オプション機能化など、サービス機能強化の側面からU-cube CPaaSとの連携を検討していく。検討にあたっては、2023年から幹事会員として参画しているネクストジェンのコミュニティ「NextGen CaMP」を通して、国内外のCPaaS動向やユースケース、トレンドなどを活用していく。