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理経、新型Jアラート受信機「JARS-3000」の販売を開始

2025/06/30 12:18

 理経は6月27日、センチュリー・システムズの新型Jアラート(全国瞬時警報システム)受信機「JARS-3000」の販売を開始したと発表した。今年1月7日に消防庁国民保護室から、都道府県庁に対し「全国瞬時警報システムの新型受信機の整備について」の通達があり、これを受けて、各自治体で2025年度からJアラート新型受信機へ移行していくこととなった。

 JARS-3000は、衛星回線と総合行政ネットワークやインターネットなどの地上回線を用いて、弾道ミサイル情報、緊急地震速報、大津波警報をはじめとする国民保護に関する情報を受信できる。各種インターフェースを搭載しているため、さまざまな機器との連携も可能となっている。

 理経は、Jアラートに設計段階(04年)から携わっている。また、Jアラートだけでなく、長距離無線や統合防災情報システムなどとも連携し、防災関連ソリューションをシームレスに提供してきた実績がある。さらに、保守サービスについても不具合や問い合わせに対して、迅速な対応を行うことで、安定した稼働に貢献してきた。その知見を生かし、全国の自治体や国の定める公共機関に向けJARS-3000の提案を行っていく。

 価格はオープン。受信機の価格には修理対応・代替機なし(5年間)の保守が含まれている。メーカー保守に加え、定期点検(年1回)、先出しセンドバックなどの各種有償プランを設けている。出荷開始は9月末の予定。初年度で6000万円(税別)の売り上げを目標としている。
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外部リンク

理経=https://www.rikei.co.jp/

センチュリー・システムズ=https://www.centurysys.co.jp/

「JARS-3000」=https://www.rikei.co.jp/product/728/