サイオステクノロジーと開発者向けデータプラットフォームを提供する米Couchbase（カウチベース）は11月6日、日本市場における戦略的パートナーシップの締結を発表した。複雑化するデータ基盤の統合やリアルタイムなデータアクセスなどの実現を目指す。

　カウチベースが提供する統合データプラットフォームは、ゼロETL、JSON（JavaScript Object Notation）、高速APIを特徴とする。トランザクション処理や分析、全文検索、ベクトル検索、モバイルやエッジでの処理を単一基盤で行い、企業のリアルタイムな意思決定を支援する。両社は協業を通じて、カウチベースのデータプラットフォームを日本市場向けに最適化し、安心かつ効率的に導入・運用ができる体制を構築する。

　金融、通信、流通、製造、公共といった領域での活用を見据えており、今後は、共同で業界別のセミナーや技術ワークショップを開催し、市場全体に向けて知見やユースケースを発信する。国内での技術支援体制を強化し、開発者や運用担当者がカウチベースのデータプラットフォームを活用するための環境整備にも取り組む。