NTTドコモビジネスの子会社で海底ケーブルの施工工事を手掛けるNTTワールドエンジニアリングマリン(NTT WE マリン)は12月11日、ケーブルの敷設・埋設や保守などに使用する敷設船「SUBARU」を報道関係者に公開した。海底ケーブルは、インターネット通信の増加に伴い重要性が増している。通信インフラを支える現場の様子をレポートする。
海底ケーブル敷設船
「SUBARU」
海底ケーブルは、インターネットなどの国際通信を支える主要なインフラで、海底ケーブルの施工や保守は、国内ではNTTとKDDIグループの2社が行っている。国際海底ケーブルは、2025年時点で世界中で約570本、ケーブルの総延長は148万キロメートルで、地球約37周分に相当する。NTT WE マリンは、SUBARUを含む3隻のケーブル敷設船を保有し、国内と国際ケーブルを合わせて約5万1000キロ(地球約1.3周)の敷設実績がある。ケーブルのオーナーは従来、通信事業者などのコンソーシアムが多かったが、近年はハイパースケーラーの投資が増加傾向にある。
ケーブル敷設について、NTT WE マリンでは、他社では分業化が進んでいる一方、船の運用要員や敷設の技術員を自社で抱えており、技術継承ができる点を強みと説明。また保守の形態は、施工を請け負ったケーブルを専門に担当するプライベート保守を行っており、保有する敷設船のうち1隻は必ず保守に担当に配置することで、機動性を確保しているとした。(堀 茜)
NTTドコモビジネスの子会社で海底ケーブルの施工工事を手掛けるNTTワールドエンジニアリングマリン(NTT WE マリン)は12月11日、ケーブルの敷設・埋設や保守などに使用する敷設船「SUBARU」を報道関係者に公開した。海底ケーブルは、インターネット通信の増加に伴い重要性が増している。通信インフラを支える現場の様子をレポートする。
海底ケーブル敷設船
「SUBARU」
海底ケーブルは、インターネットなどの国際通信を支える主要なインフラで、海底ケーブルの施工や保守は、国内ではNTTとKDDIグループの2社が行っている。国際海底ケーブルは、2025年時点で世界中で約570本、ケーブルの総延長は148万キロメートルで、地球約37周分に相当する。NTT WE マリンは、SUBARUを含む3隻のケーブル敷設船を保有し、国内と国際ケーブルを合わせて約5万1000キロ(地球約1.3周)の敷設実績がある。ケーブルのオーナーは従来、通信事業者などのコンソーシアムが多かったが、近年はハイパースケーラーの投資が増加傾向にある。