NECは3月10日、独自の映像分析技術を活用した「NEC デジタルツインソリューション 現場可視化・分析サービス」拡充版を提供開始すると発表した。AIを活用して現場を可視化し、分析やリソースの最適化、作業効率化を支援する。
同サービスは、現場のさまざまな事象を映像認識AIで自動的にデータ化し、デジタル空間上に再現するデジタルツインソリューション。従来の類似サービスで必要だった導入前の現場作業の動画撮影が不要となる。
同社独自の映像分析技術と自然言語処理技術により、映像中の特定の作業行動や状況を、テキスト入力だけで簡単に指定できる。例えば「荷物を棚から取る作業」「機械の前に立っている状態」といった文章を入力するだけで、AIが条件に合致する場面を自動で認識する。従来は数週間かかっていたサービス導入前の作業が最短で数時間で完了するという。
「NEC デジタルツインソリューション 現場可視化・分析サービス」の流れ
現場で新たなニーズが発生した際は、テキスト入力によって分析条件の追加や変更が可能。複数の条件にも同時に対応することができる。
顧客の現場環境や作業内容に応じた学習データを段階的に蓄積することで、作業行動の認識精度を向上させられる。高い精度を求める顧客のニーズにも対応できるとした。
価格は100万円(税抜き)から。関連サービスも含めて5年間で40億円の販売を目指す。
引き続き、映像AI技術を活用して現場可視化・分析を進化させる方針。今後は業務プロセスマイニングや、AIによる最適化シミュレーション、他の経営データとの連携による経営判断支援など、より高度な分析機能の実装も予定する。