IT機器販売のスターシーズデジタルは、コンテナ型データセンター(DC)など小規模DC向けのIT機器販売で売り上げを伸ばしている。2025年9月に設立して以来、すでに数十億円規模の受注があるという。AI需要の拡大でメモリーなどのIT機器の需給がひっ迫する中、「原則として受注から6か月以内に納品できる体制を構築している」(大沢晶CEO)ことがユーザー企業から評価されているとした。
スターシーズデジタルの大沢晶CEO
スターシーズデジタルは、GPUサーバーやCPUサーバー、ストレージなどをマルチベンダーで取り扱っている。親会社はアパレル会社のスターシーズで、異業種からIT業界に参入した。「IT業界では50~100メガワット級の大型DCの建設が続いているが、一方で数メガワット級の小規模DCの需要も根強くある」(スターシーズの鈴木雅順社長)とし、まずはコンテナ型DCなど数メガワット級の小規模DCの需要を取り込んでいく。
スターシーズの鈴木雅順社長
例えば、工場の敷地内にコンテナ型DCを設置し、AI対応の水冷GPUサーバーを稼働させるなどの「AI計算資源のオンプレミス需要が伸びる見込み」と大沢CEOは分析する。将来的には国内にサーバーの組み立て工場を開設し、柔軟なカスタマイズ対応やサプライチェーン整備による納品体制の充実を進めることでビジネスを伸ばす。