SB C&Sは3月12日、AIに関する製品やサービスが一堂に会すイベント「SB C&S AI Frontline」を都内で開催した。同社の講演では社内でのAI導入やAIインフラ構築を学べるサービスを紹介した。
北澤英之 本部長
経営企画・AX推進統括の北澤英之・AX戦略本部長は、業務プロセスの50%をAIエージェントにシフトする目標を披露し、具体的な取り組みとしてPCの見積もりエージェントを紹介した。パートナーの相談メールに基づくPCスペックの抽出、最適なモデルの候補選定、見積書の生成まで自動化した。複雑な商材であるセキュリティーツールも要件整理や候補の提示、比較表の作成などをAIで手掛けている。これらの業務は日頃大量に発生しており、「トランザクションで勝負しているビジネスを改善し、お客様に評価される事業体を目指したい」と狙いを語った。
熊谷哲人 統括部長
ICT事業本部技術本部の熊谷哲人・技術統括部長は、オンプレミスAIの検証環境を網羅した「C&S AI INNOVATION FACTORY(AIF)」について報告した。AIインフラはコンテナ中心の構成になっており、インフラエンジニアのスキルセットに大きな変化が生まれていると提起し、実機を用いてトレーニングできるAIFの利点を示した。
2025年7月の開設以降、ハンズオンにはパートナー約25社の延べ約380人が参加している。コースは、「NVIDIA DGX」を使って基本の流れを学ぶ「Basic」、OEMサーバーでネットワークやストレージの接続を実践する「Advanced」、アプリケーション開発まで網羅する「Master」を展開。ベンダーとの連携として米Cisco Systems(シスコシステムズ)の最新機材を配置していると紹介し、「各ベンダーごとの特色を捉えてもらう」ことも強みだと述べた。
(春菜孝明)