インターフェース機器を開発するDiver-Xは6月23日、産業用途・ロボティクス向けの「ContactGlove3 Pro」を新たに発表した。電磁場方式の採用で高精度のトラッキングを実現し、ロボットの遠隔操作や模倣学習、作業データ収集などで性能を発揮するグローブ型の機器となる。価格は49万8000円(税込)からで、10月の提供開始を予定する。
ContactGlove3 Proは、5本の指全てで指先まで一体化した構造のグローブで、人の手に直接はめて使う。電磁場方式のトラッキングにより、細かな手の動きまでずれがなく再現できるという。通信のレイテンシーも抑え、リアルタイムのオペレーションに必要な応答性を発揮する。
同社によると、人の指先の動作はカメラやマーカーなどでは取得が難しく、ロボット学習やテレオペレーション分野の開発では長年の課題となっていたという。性能を向上させたContactGlove3 Proはこうした課題に応え、現代のロボット学習の研究に必要な大規模で高品質な指先データの収集を可能にする。
迫田大翔・CEOは、「(フィジカルAIなどの発展に向け)高精度なデータが大量に必要になってきている現代において、われわれのビジネスは良いポジションにいるのではないか」と話した。
10月から、民生用途向けのグローブ型VRコントローラー「ContactGlove3」を提供することも発表した。
ContactGlove3
また同社は、リブランディングを図るため7月1日付で「Melt Interface Technologies」へ社名変更することも明らかにした。従来個別に展開してきたロボティクスや汎用インターフェースなどの事業を、インターフェースを軸にして再編・統合するとしている。(下澤 悠)