Pendo.io Japanは7月23日、記者会見を開き、ユーザーの行動データを活用してAIエージェントを支援するソリューション「Pendo Agent Toolkit」を発表した。
Pendo Agent Toolkitは、ユーザーがアプリケーション内でどのように行動しているかを示すデータをAIエージェントに提供するツールキットだ。反応の遅さから同じ箇所を繰り返しクリックしたり、途中で離脱したりするなど、ユーザーの「つまずき」をリアルタイムで検知。その情報をAIエージェントに連携することで、一人一人に最適化したガイダンスの提供や、問題が深刻化する前の先回りした対応を可能にする。
花尾和成 カントリーマネージャー
開発の背景には、「AI時代の競争力は判断力に左右される」という考えがある。花尾和成・カントリーマネージャーは、AIを導入しただけでは「利用者の背景を十分に把握できず、回答が画一的になってしまうため、競争優位にはつながらない」と指摘。成果につながる判断力と意思決定のスピードを高めるには、「システムが自ら学習し、改善を続けることが重要だ」と強調した。
現在オープンベータ版を提供している「novus」も、システムの自己改善を支援する製品だ。ソースコードと直接連携してユーザーの利用状況を監視し、蓄積したデータから改善点を自動で特定。修正案の生成からコードの更新までを自律的に実行できる。これにより、人手による設定や分析の負担軽減につながるという。
同社は12月、novusの正式リリースに向けて国内で活用アイデアを競うハッカソンを開催する予定。また、自然言語による行動データ分析や施策立案を支援するAIアシスタント「Leo」についても、国内のデータセンターで利用できるようにする計画を明らかにした。
(南雲亮平)