NTTインテグレーション(NI+C)は、レガシーシステム刷新やAI活用、セキュリティー対策などを注力事業に位置付ける。レガシーシステムの刷新では、日本IBMが提供するAI駆動開発ツール「IBM Bob」のソースコード解析力と、NI+Cのレガシーマイグレーションのノウハウを組み合わせる。刷新によって既存システムのデータをAIが活用できるよう支援するとともに、ランサムウェア対策のサービスも強化していく。
大土 拓 社長
注力事業に関して、NI+C自身による直販に加え、NTTドコモビジネスやNTT東西地域会社と歩調を合わせた連携ビジネスも重視する。2026年6月12日付でNI+C社長に就任した大土拓社長は、「NTTドコモビジネスやNTT東西は全国の大手から中堅・中小企業、自治体のユーザーまで幅広くビジネスを手掛けており、必要に応じて当社がソリューションを提供するといった連携を視野に入れる」と、商材面で協業できる余地は大きいとみている。
また、日本IBMのVAD(付加価値ディストリビューション)事業を担う子会社エヌアイシー・パートナーズの100社余りのビジネスパートナーともIBM Bobなど注力事業のノウハウを共有し、全国規模で展開できるようにする。NI+C単独では、全国の中堅・中小企業ユーザーにソリューションを届ける十分な販路を持ち合わせていないため、NTTグループとの連携やビジネスパートナーの間接販売チャネルの活性化を推し進める。
間接販売チャネルを念頭にオファリングの強化も進めている。例えば、経済産業省の「セキュリティ対策評価制度」で、★4スタンダードを取得する手順をパッケージ化するなど「オファリング化で量産効果を高めていく」(大土社長)と、個別SIを中心とする既存のビジネスモデルの変革にも取り組む。
(安藤章司)