Exotec NihonとMujin Japanは、物流センター全体の自動化を推進するソリューションの提供に向けた連携を強化している。両社のロボットに関する製品力や技術を組み合わせて入荷から保管、ピッキング、搬送、出荷までの工程をつなぎ、物流業務の効率化を目指す。
Exotec Nihonは、仏Exotec(エグゾテック)の日本法人で、ロボット倉庫システム「Skypod(スカイポッド)」を提供している。Skypodは、搬送ロボット、ラック、ビン(専用コンテナ)、ワークステーションなどで構成し、専用のソフトウェアで管理する。荷物が入ったビンを搬送ロボットがラックに搬入・搬出することで、ピックアップ作業などを容易にする。
「Skypod」の搬送ロボット
「Skypod」のラック
Mujin Japanは、業務用ロボットやAGV(無人搬送車)などを統合制御するプラットフォーム「MujinOS」を開発するMujinの子会社で、製造や物流の自動化コンサルティングを手掛ける。Mujinは自社でロボットを開発しておらず、大手メーカーのロボットにMujinOSを搭載して提供している。
9月8~11日に開催された「国際物流総合展2026」では、Exotec Nihon とMujin Japanによる統合型の物流ソリューションが公開された。Skypodの搬送ロボットはラックから荷物を搬出し、MujinOSを搭載したパレタイジングロボット(荷物の積み上げやなどをするロボット)に引き渡す。パレタイジングロボットは、3Dセンサーで荷物の形状を認識し、効率的に積み上げ作業を行う。MujinOSには、荷物を安全かつ効率に積み上げるための計算をするシミュレーション機能があり、この結果を基に、Skypodへ荷物の払い出し順序を指示しているという。
「MujinOS」を搭載したパレタイジングロボット
Exotec Nihonは協業について「物流現場ではAIを搭載したロボットが増えており、今後は、ロボット同士をつなげてオーケストレーションさせることが重要になる。両社はソフトウェアに強みを持つため、物流の最適化に向けたソリューションを提供していく」とした。