米SS&C Technologies(SS&Cテクノロジーズ)傘下のBlue Prismは10月7日、人やAIエージェント、API、RPAといったリソースを単一環境で統制する基盤「SS&C Blue Prism WorkHQ」の日本語版の提供を開始すると発表した。個人利用にとどまっていた生成AIや人手に依存していたシステム間連携、毎回ばらつきのあるAIの出力結果の確認作業といった課題の解消を図る。
WorkHQの大きな特徴は三つ。第1に「統合オーケストレーション」。司令塔として各リソースを適材適所で制御しながら、設計、実行、監視、運用の各フェーズを一元管理することで、業務変革の迅速化を支援する。
第2に「エンタープライズ・スケール」。さまざまなコネクターを通じて既存資産や外部システム、大規模言語モデル(LLM)と連携できるため、移行やリプレースを伴うことなく自動化の適用範囲を段階的に拡大可能だ。また、コストやデータ主権を考慮し、利用するLLMをエージェントごとに選択できる機能も備える。
第3に「ガバナンス・ファースト」。全工程の監査証跡、バージョン管理、ロールベースアクセス制御、人による承認機能を標準搭載する。さらに、アドオンの「AI Gateway」を活用することで、AIトラフィックを一元管理し、多層的なガードレールの適用やトークンコストの可視化、利用上限の設定などを可能にする。
長谷太志 社長
料金体系は、ワークフローの実行回数に応じたサブスクリプションモデル。プランは4種類で、年間10万回実行で参考価格は708万4600円から。自社内での実践やPoCなどで得た知見を展開しながら、既存のパートナーエコシステムを軸に販売を拡大する方針で、長谷太志社長は「パートナーとともに、点の自動化から全体最適への移行を支援していく」と展望した。
(南雲亮平)