ニュース

NEC 医療・製造や窓口業務向け ラベルプリンタの新製品 樹脂製の医療用バンドにも印刷可能

2016/08/04 22:02

 NEC(新野隆社長)は、ラベルプリンタの新製品の出荷を8月29日に開始する。感熱紙専用の「MultiCoder 503L3D」シリーズと、医療用バンドなどにも印刷できるインクリボン/感熱紙両対応の同「503L3T」シリーズを発売し、それぞれにLANポートや カッターの有無が異なる複数のモデルを用意する。

 医療・製造の現場や、店舗カウンターなどでのラベルやチケットの発行を想定した製品で、幅4インチまでのラベルに印刷が可能。本体サイズはB5用紙にほ ぼ相当する幅188mm×奥行き245mmで、製造ラインの近くや机への設置が可能。最小で高さ3mmのラベルへの印刷に対応しており、小型の部品類へ貼 付する型番ラベルなども作成できる。503L3Tシリーズではポリウレタン樹脂への印刷にも対応し、医療現場で患者の識別に使われるリストバンドの発行が 可能。バンドは純正オプションとしても用意する。


限られた設置面積で幅4インチの印刷に対応

 PCやサーバーとはUSBケーブルでの直接接続のほか、LANポート搭載モデルではネットワーク経由でも利用ができる。また、LANポートに接続できる ワイヤレスブリッジをオプションとして用意し、無線LANでの接続にも対応。NECによれば、最近は医療機関でもセキュリティを確保したうえで無線LAN を導入するケースが増えているという。

 消耗部品のサーマルヘッドやプラテンは簡単に取り外せる構造とし、ヘビーユーザーが自分で交換できるようにした。また、NECフィールディングと連携し、依頼当日の出張修理を最大5年提供する定額保守パッケージも用意している。(日高 彰)
  • 1

外部リンク

NEC=http://www.nec.co.jp/

週刊BCN特別連載企画
「パートナーと伴奏し、新たな価値を共創するネットワールド」

連載第1回 トップに聞くビジネス戦略とパートナー支援

× こちらから>>

連載第2回 オンプレミスの知見を生かした「クラウド移行の最適解」

× こちらから>>

連載第3回 複雑なセキュリティに対し充実したサポートと検証環境を用意、今後はAI保護に注力

× こちらから>>

連載第4回 AIビジネスの立ち上げを支援 企業独自のデータを取り込み課題を解決

× こちらから>>