この企画では、「新年に期待する『胸のうち』」と題して、ICT企業77社のトップに年頭の抱負を聞いた。年頭の目標を尋ねる企画だけにネガティブな見解は影をひそめがちにせよ、経営トップの多くが「飛躍」「加速」を目標に掲げ るなど、新年にかける意欲を感じ取ることができた。


　この二文字に続いて目立ったのが「転換」といったビジネスモデルを変革する時期にあると指摘する言葉だ。企業がICT機器を自社内に所有しない傾向が鮮明になりつつあり、従来のハードウェア／ソフトウェアを「右から左に」販売する手法にこだわっていては、生き残れないという危機感の現れだろう。　週刊BCNの年頭所感は、一部を除き、記者が直接トップに取材してまとめている。ここで得た経営者の信念、会社としての戦略などを咀嚼し、今後の記事に生かしたいと思う。

　ご協力いただいた企業トップの皆さまには、この場を借りて心より御礼申し上げます。（週刊BCN編集長 谷畑良胤）