オフィスをITで元気にする
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| 大塚商会 大塚裕司 社長 |
キーワードは2009年とほぼ変わっていない。2010年も実現しなければならないと実感しており、また当社の軸がぶれていないことを表している。お客さまの信頼に常に応え、「オフィスをITで元気にする」ためのソリューションを提供し続ける。
08年秋からの世界同時不況で、まさに09年は厳しさを実感した年だった。09年度(09年12月期)の業績は前年と比べて減収減益の予算を立てなければならないことを初めて経験した。しかし、厳しいながらも踏ん張れたと自負している。実際、期初予想から下方修正しなかった。さらに、これまで社員を増やしてこなかったことも好結果をもたらした。筋肉質になっているということだ。
この不況下で社員それぞれのスキルの違いが顕著に現れたことも特徴的だった。不況下で差になって出てきたため、見えない課題を解決するための策を社員一人ひとりが考えるようになる。これは、大きいといえるだろう。
また、マンネリ化を防ぐ策として、09年度にゼネラルマネージャーを大幅に異動する人事も実行した。厳しい状況だったからこそトライできた。
このような09年の経験を2010年にどのように生かしていくかがポイントになる。顧客企業も厳しい状況が続くはずだ。そんななか、お客さまが本当に求める、将来あるべき姿をITソリューションの提供で手助けしていきたい。そのための提案はたくさんあるし、実行しなければならない。