東洋ビジネスエンジニアリング(B-EN-G、石田壽典社長)は、製造業向けERP(統合基幹業務システム)「MCFrame」を開発・販売している。

 「MCFrame」のパートナーは、ビジネスパートナー(32社)とエンジニアリングパートナー(12社)に大別される。前者はライセンスの販売からシステムインテグレーション(SI)まで手がけ、後者はSIのみを担う。このほか、既存のビジネスパートナーから公募したMCFrame XA 戦略パートナーが10社存在し、B-EN-Gが教育プログラムについて優遇措置をとったり案件立ち上げを支援したりしている。

 ライセンス販売で上位に入るのが三菱電機インフォメーションシステムズやキヤノンITソリューションズ、インテックなどだ。

 SaaS型での提供にも取り組んでいる。「MCFrame online 原価管理」がそれで、2009年1月に販売開始して以来、10社以上への提供実績がある。現在は同社のデータセンター(DC)を利用した商流のみだが、パートナーのDC経由の提供も視野に入れている。入交俊行・営業本部長は「ようやく軌道に乗ってきた。1年余りで収支トントンくらいではないか」と説明する。

 このところ、B-EN-Gは海外展開を加速している。中国・上海に現地法人を設立したのは2010年。関連会社のDealeasyやティービーケー・システムズ(TBK)の中国拠点などを通じて拡販している。入交本部長は「TBKは地場企業にも展開できる実力がある」と期待している。インテックなど国内パートナーの現地法人も販売チャネルに組み込もうとしている。

 B-EN-Gはこれまで、「MCFrame online 原価管理」や「MCFrame XA 生産管理」など新商材を投入するほか、海外事業を強化してきた。入交本部長は「単なるパートナーの拡充ではなく、新しくパートナープログラムをつくっていきたい」と今後の展開を語る。(信澤健太)