共有、共生、共創

岡本浩一郎 社長
 イベントやセミナーを積極的に開催し、私自身、量販店の店頭に立って製品をアピールしてきた。業務ソフトの製品面だけではない部分でユーザーに訴求している。従来は、会計や青色申告なら弥生製品というかたちで情報を発信していたが、これでは十分にユーザーの悩みに応えられなかった。そもそも「会計って何?、青色申告って何?」というユーザーに対しては、業務ソフトを購入する一歩手前でアドバイスするようにしている。

 2011年は、次の弥生がみえてくる「共有、共生、共創」の年になる。これは二つの取り組みから説明できる。一つは、パッケージのくびきから解き放たれたSaaS型アプリケーションの「弥生オンライン」の提供開始だ。サードパーティのサービスで利用したり、マッシュアップしたりすることが容易になる。もう一つは、新機能である「仕訳アドバイザー」の追加。ユーザーが皆で仕訳データベースを作っていくことができる。

 「弥生オンライン」は、既存製品とはまったく別物になる。基本的には一体のアプリケーションであるため、連携を意識する必要がない。これはパッケージにはないメリットで、ミニERPと呼んでいる。3~4年後にはパッケージかクラウドかで区別することはなくなっていると思う。パッケージはオンラインアップデートをしているし、クラウドでもローカルでそれなりにCPUを使うからだ。最終的には何らかの形で融合していくのではないかとみている。