年頭所感

【2012年 年頭所感】 TDCソフトウェアエンジニアリング

2012/01/19 20:40

週刊BCN 2012年01月16日vol.1415掲載

ともに変革を推し進める

谷上俊二 社長
 当社は、2012年10月に創業50周年を迎える。この節目を前に、改めて向こう50年、独自性の強いビジネスを展開できるよう努めたい。そのためには、若手をはじめとする全社員の知恵を結集する必要がある。事業環境は大きく変化していくだろう。

 従来のウォーターフォール型の大規模ソフト開発案件が減少し、代わりにもっと小さい単位でビジネスをスピーディに回しながら高収益を上げるスタイルへと変わる。

 足下をみると、今年度(2012年3月期)は3か年中期経営計画の2年目。しかし、初年度の勢いを保っているかといえば、正直にいって疑問を抱かざるを得ない。震災の混乱や電力事情の悪化のせいにするのは簡単だが、私はそうはしたくない。

 自らの実力は己がいちばんよく知っている。大きな鯨を捕まえて3年食いつなぐような古い考え方が、よもや社内のどこかに残ってはいないだろうか。大規模案件を待っているようでは、成長など期待できない。幸い当社には、モバイルやクラウドサービスなど多くの得意分野がある。グローバル対応では、天津駐在員オフィスを2012年4月をめどに中国法人へと昇格させ、海外市場に向けて大きな一歩を踏み出す。こうした強みをより伸ばしていくことで、次の50年に向けたビジネス事業の変革を全社員が力を合わせて推進する。
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