新基軸のビジネスモデル構築
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飯田哲郎 社長 |
東洋システムは創業以来、「先進的な技術力をもって社会に貢献しよう」とのコンセプトの下、よりクリエイティブなビジネスシーンの実現に向け、全力で取り組んできた。今後も、お客様に本当にご満足いただくよう、ニーズの変化に柔軟に対応していく。
2011年度(12年3月期)は「ウエルネス事業部」を新設し、これまで培った技術・ノウハウを生かしたマラソン・駅伝計測器の販売を本格化した。各ランナーのゼッケンにICタグをつけ、個別タイムを計測する機器だが、12年3月4日に開かれた「立川シティマラソン」など全国の大規模マラソン大会、15大会で使われた。最近では、関連会社の開発したインターネットを使ったeラーニング「中国語楽園」を開設・販売している。
12年度は、これに加えてクラウドコンピューティングやスマートデバイスを使った新基軸の事業を増やす計画だ。現在、セールスフォース・ドットコム上で、当社の大学・公益法人や動物霊園システムなどに向けた業務システムを開発し、クラウド・サービスとして提供することを検討中だ。
単独でクラウドを構築するのは難しいので既存基盤を活用するが、今の悩みはクラウド・サービスが儲けに繋がるかということだ。産官学の連携の強みを発揮し、地域のITベンダーとも協業しながら、特性を生かした独自のサービスを提供し、次の成長を目指したい。