NTTデータ・ワンソング

岩本敏男 社長 NTTデータグループは、直近で35か国136都市に事業展開しており、今年度(2013年3月期)の海外ビジネス売上高は2200億円に達する見通しだ。2012年は「Global One NTT DATA」を掲げ、日本とアジア・太平洋地域、中国、米州、EMEA(欧州・中東・アフリカ地域)と大きく五つのエリアに分けて再編を進めてきた。
2013年はさらに一歩踏み込んで、グループの一体感を出していきたい。そこで、NTTデータの“歌”をつくることにした。折しも2013年5月は当社設立25周年にあたるので、タイミングもよい。ただ、いわゆる「社歌」的な肩苦しいものではなく、世界約3万人、国内約3万人の計約6万人の社員が、それぞれ大切にしているものを歌に託そうと思っている。
人によっては顧客のビジネスをITで支えることに誇りをもっていたり、国の発展に貢献できることに生きがいを感じていたり、あるいは故郷の美しい山や川、そして家族を大切に思っている人もいるだろう。今、まさに社内ネット上で世界中の社員から素材となる歌詞やメロディを集めているところで、取り急ぎ、日本語、英語、中国語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語の6か国語で「NTTデータ・ワンソング」をつくる予定だ。
グローバル売り上げは、2016年3月期には、3500億円へと伸ばすことを計画している。世界のNTTデータグループの一体感をさらに高めることで、事業の拡大に弾みをつける。