年頭所感

【2013年 年頭所感】 富士通マーケティング

2013/01/10 20:40

週刊BCN 2013年01月07日vol.1463掲載

脱皮

古川章 社長
 2012年度(13年3月期)は、商流が変わったという点で、新しくスタートする年だ。従来、当社のパートナーのうちの約450社が富士通と契約していたが、12年4月に当社との契約に移ったことで、連携が取りやすくなった。このプラス要因で、12年度は前年度よりも約300億円の増収を見込んでいる。製品では、基幹システム「GLOVIA smart きらら販売」を発売し、「GLOVIA smart きらら」シリーズが整った。出荷前から多くの引き合いをいただいており、今後のビジネス拡大の軸として拡販していく。

 13年度は、販売チャネルをさらに拡充して、中堅・中小企業(SMB)を攻める。SMB市場はあまり成長していないようにみえるが、実際は4分の1の企業が2年連続で増収を果たしている。このうち、FJMとつき合いのある企業は、まだ10~20%程度だ。残っている市場はまだまだ広く、当社のパートナー同士で競合が発生するということもないので、ここを開拓していく。

 売り方にも工夫をこらす。例えば東北では、市場を洗い出して、FJMや各パートナーが担当する企業をあらかじめ分担して営業をかけるようにした。この取り組みを全国に広めるつもりだ。さらに、ウェブ営業にも力を入れる。ウェブを通じて製品の提案を行い、必要なら担当者が顧客のもとに駆けつける取り組みを開始した。このような新しい営業方法を展開して、13年度は、これまでの古い皮を脱ぎ捨てる年にする。
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外部リンク

富士通マーケティング=http://www.fjm.fujitsu.com/