プロフェッショル

中谷昇 社長 新しい年の2013年は、ユーザー企業にIT投資を「コスト」ではなく「プロフィット」を生み出すものとして捉えていただくように働きかけていきたい。米国をみれば、ITに積極的な投資を行い、経営改善や業務の効率化を果たして業績を伸ばしている事例が数多く存在する。私は、日本企業も今後、IT投資をプロフィット中心にシフトするとみており、現在、お客様の潜在ニーズを掘り起こして提案ができる営業パーソンの育成に力を注いでいる。
2012年は、エンジニアリング部隊から営業部門にリソースを移し、ユーザーの新規開拓に携わるチームを強化した。地道な営業活動で、とくに製造業向けの案件を獲得することができ、売り上げの拡大につながった。
当社は、今までのように、営業担当がお客様から要望を受けて動くのではなく、自らソリューションを提案し、仕事を創出することを方針に掲げている。2013年は社内教育を徹底して、高度な提案力をもつ“新時代営業パーソン”のロールモデルをつくっていきたい。
営業の強化に加え、技術力も磨きたいと考えている。米国では、システムエンジニア(SE)は、医者や弁護士のようにプロフェッショルとして認められており、誇りをもって仕事をしている。米国に学び、当社でもSEにプロフェッショル意識をもたせ、営業と密に連携することによって、ソリューション展開を強化していきたい。