前進しなければ後退である

　前進しない人は、そこにとどまっているとしか考えられない。しかし、世の中は進化し、成長、変化、発展しているので、立ち止まれば後退するのと同じになる。だからこそ、常に前進し続けるべきだ。この言葉は、以前から社内の標語にしていたが、移り変わりが激しい今だからこそ、改めて2013年のキーワードとして掲げたい。

　前進するためには、先を見据えたビジネスを手がけることが不可欠となる。そのため、2012年は法人向けビジネスでメジャーアカウントをしっかりとフォローする組織再編を行い、改めて社員の能力を把握して適材適所で配置するなど、変化に対応する体制を整備した。2013年は、その体制を現場でどう生かすかがカギとなってくる。

　新しいビジネスについては、クラウドサービスやスマートデバイスなどが台頭していることから、時代に即したディストリビュータに変貌していくことが重要だと認識している。今後は、ハードやソフトを単に卸すだけではなく、メーカー各社が提供するサービスを、販売パートナーが売りやすいように当社が統合する仕組みなどを構築していく。このディストリビューションは、2013年の早い段階で提供を開始したいと考えている。

　また、デバイスに関しては「使い分ける」というニーズが出てくる。スマートフォンやタブレット端末だけでなく、パソコンも含めた提案を強化していくつもりだ。