グローバルビジネスという、当社にとって新しい事業を「ひらく」とともに、今後はさらに増えるであろう海外社員や国内外との連携ビジネスを円滑に進めていくには、言葉や文化、国籍の違いを乗り越えて、心を「ひらく」ことが欠かせない。ITという“世界共通言語”があれば、コミュニケーションくらいは難なくこなせるはずだ。
Dynamics事業では、北米に司令塔を置き、そこから世界主要市場へ展開する流れを構築した。直近では国内で独自に開発した生産管理システムを、北米の司令塔に送り、Dynamicsとともに世界展開できるよう再設計した。実際のつくり込みはインドの拠点で行うなど、グローバルにおける日立ソリューションズグループの連携を加速させている。
産業分野を中心に、もはや国内と海外を分ける意味はなくなった。海外事業と聞くと、どこか遠いところで行われているビジネスと錯覚しがちだが、そうではなくて「自分たちの国を含むグローバル事業」と捉えてほしいと世界の社員に訴えている。世界を「ひらく」、事業を「ひらく」年としたい。