毛利隆重 社長
 新年にあたっての個人的な「夢」は二つある。自動車の「自動運転」と、ものづくり革命といわれる「ファブラボ」の活動だ。自動運転はクルマの将来のあり方の一つであり、ファブラボは3Dプリンタなどデジタル工作機器を利用する機会を提供することで、個々人による発明を促進する次世代型のものづくりのあり方だろう。当社はNECの地域ソフトウェア会社(SE会社)のなかでも、歴史的にハードウェア寄りの分野に強みをもっており、こうしたITを活用した新しい領域でビジネスを伸ばすことができる能力を備えている。

 当社は、2014年4月1日付でNECソフトなど地域SE会社と統合する予定だが、現状の当社の強みを失うのではなく、むしろ規模のメリットによって伸ばす余地が広がると期待している。国内情報サービス市場がかつてのような成長期にあったなら、地域SE会社を多数配置して遠心力で事業を拡大していく戦略が時代に適合していたが、成熟期の今はガバナンスと求心力が必要とされている。ただ、会社組織がどう変わろうとも、絶対に変わらないことは「お客さまの笑顔が見たい」ということだ。

 事業環境やビジネスモデルが大きく変化しているこの時代は、むしろ次の成長に向けたチャンスでもある。新しいことに挑戦していかなければならないが、このモチベーションの源泉は「お客さまの笑顔」であることに間違いはない。社会に役立ち、顧客に喜ばれる仕事を追求していきたい。