クララオンライン中国法人では、ユーザー企業の引き合いや受注が増えている。紆余曲折を経ながらも、クララオンラインが地元大手通信キャリアやコンテンツ配信サービス会社、IT調査会社などさまざまな地場パートナーの協力を得ながら構築してきたITサービスが、ユーザー企業に本格的に評価されてきたからだ。ユーザーの顔ぶれは、「インターネット広告や動画、ネットゲームなど、信頼できるIT基盤サービスが不可欠なコンテンツ配信系が多くを占めている」(クララオンライン中国法人の中戸川浩・技術運用部経理)といい、同社がこうしたユーザーの要望に応えていることがうかがえる。
ネットワークまわりに自信あり

中戸川浩
技術運用部
経理 中国国内向けには、中国電信と中国聯通、中国移動の主要3通信キャリアに加えて、科学技術系や教育系のネットワークの五つの通信網を活用し、中国全国でバランスよく接続できる体制を整えてきた。中国地場企業だけでなく、日系企業を含む外資系のユーザーも少なくないことから、海外との相互接続性にも力を入れている。今年2月には中国電信グループとの業務提携を通じて、香港を経由した海外との回線サービスの提供をスタート。また、中国と太い通信回線で結ばれている台湾を経由した海外向け回線サービスにも力を入れるなど、香港や台湾のポジションをうまく活用した高品質のサービスを確立しつつある。(安藤章司)