2013年設立のコグニティは、文書や会話内容の解析・評価を行うサービスを手がけています。とくに営業トークの分析用途として展開。サービスの裏にはコグニティ独特の仕組みがあるようです。
どんな会社なの?
近藤和弘
取締役COO
トーク内容を分析するサービス「UpSighter」を提供しています。
UpSighterでは、会話やスピーチ、プレゼンテーションなどのトークや文書の内容を分析・評価します。コグニティでは、とくに営業パーソンのセールストーク分析用途として提供。セールストークの内容を解析して数値化し、営業成績のよい人のスコアを指標として比較することで、トーク内容の改善を図ることができます。
何が強みなの?
情報分類のルールとデータベースをもっていることと、解析を行うための独特な仕組みです。
トークや文書における情報の種類・数・関係性を検出するためのルールとデータベースをもっていることが強みの一つ。「文字列という定性情報を定量情報に変換するというところがコア」だと、近藤和弘取締役COO。
また、定性情報の分析は、機械では難しいところでもあります。そこで、トーク内容の文字起こしから、定義づけ、カテゴライズといった作業を、およそ150人ほどいる同社のリモートワーカーが工場のライン生産方式で、工程ごとに計10人以上がリレーするかたちで作業を分担しています。「ルール自体もユニークだが、工場式の仕組みをつくって、技術の力が追いついていないところは、人が代わりに行う仕組みをつくっている。このやり方についても強みをもっている」と近藤取締役は話します。
導入実績は?
河野理愛
代表取締役
この2年間で、60社ほどの実績があります。
約2年前からUpSighterの提供を開始し、現在まで60社ほどが利用。人材派遣、製薬、銀行、保険など、「顧客単価が高く、人が介在している業種の導入が多く、ほとんどが上場企業」だといいます。自社の人材育成のみならず、「自社ノウハウの外販に向けて、利用するところも多い」と河野理愛代表取締役は話します。
今後の方向性は?
海外を見据えた事業展開を行っていきます。
世界に通用するような仕事がしたいと話す河野理愛代表取締役。「今年中には、海外展開へのとっかかりをみつけたい」といいます。「2021年に上場」が目標です。
よろしくコグニティ
現在主力商材としているUpSighterですが、リリースは2年前。それ以前は、「売れないつらい時代を送ってきた」と河野代表取締役。「コア技術はずっと同じだったが、切り出し方がわからなかった」といいます。紆余曲折を経て、初めて顧客がついたのが、現在のトーク分析を行うUpSighter。以降、資金調達も実施したほか、一人経営者を脱して、近藤取締役も参画して増員。ビジネス拡大に弾みをつけています。コグニティは「UpSighter」でイッポ前へ!